気圧による頭痛や二日酔いに。実は漢方が基礎になる市販薬
こんにちは、或いは初めまして。
駆け出しブロガーの登録販売者コウペイです。
久しぶりの更新となる今回は、低気圧不調に効く市販薬について。
気圧の変化で起こる不調として、
頭痛
めまい
むくみ
だるさ
気分の落ち込み
などが挙げられる。
これらが総じて低気圧不調と呼ばれるわけだ。
私自身、天気の悪い日はなんとなく朝から怠くなり、接客業なのに顔の筋肉が動かなくて困ったりする。
接客業でなくても、怠くて体に力が入らない、慢性頭痛がひどくなって薬に頼っている、という方も多いのではないだろうか。
こういった不調は、気圧変化によって体内の水分バランスが乱れる事で起こるもの。
Twitterを見ていると、ロキソニンなどの痛み止めを使うという人をよく見かける。
もちろんロキソニンも悪くはないのだが、雨の日や天気の崩れで酷くなる頭痛であれば、五苓散がお勧めだ。
医薬品に関わる仕事をしている人でなければ中々耳慣れない名前かもしれないが、むくみや頭痛、二日酔いなどに効能のある漢方薬で、
簡単に言えば、体内の水分を調整してくれるお薬。
配合されているのはチョレイやブクリョウといった生薬で、
これらは利尿薬となっており、水分代謝を改善して体内の余分な水分を取り除いてくれる成分なのである。
五苓散といっても馴染みがないかもしれないが、
カタカナで販売されている製品もある。
テイラック
ギアガード
アルピタン
何気に有名なこの3つ製品の成分が、実は五苓散と同じ。
テイラックとギアガードは頭痛、
アルピタンは二日酔いのイメージがあるかもしれないが、
実はどれも効能としては変わらない。
五苓散は水分循環を改善してくれるお薬なので、水分停滞が原因の二日酔いにも効果があると言うわけだ。
漢方だと効くのがゆっくりなのでは?というイメージを持つ人も多いかもしれないが、時間がかかるのは体質改善などに使う場合で、急性の症状に使う場合は決してそのような事はない。
また、ロキソニンなど痛み止めとの併用も可能なので、どちらかで効かなければ併せて飲んでみる、というのも良いだろう。
イブやロキソニンが痛みにしか効かないのに対し、五苓散は水分停滞による不調全般に効果のあるもの。
ただ、頭痛に関してだけ言うならロキソニンの方が早く効くので、
低気圧でいつもの不調が来そうだな、と思ったら五苓散、
頭痛も酷くなってきたらロキソニン、
という飲み方でもいいかもしれない。
もし五苓散を知らなかった、或いはアルピタンやテイラックが五苓散だと知らなかった、という人がいたら、この記事が参考になれば何よりである。
「低気圧が来るたびに調子が悪い」「普通の痛み止めが不十分」という方がいたら、市販薬を購入する際の選択肢の一つとして、頭の片隅に置いておくと良いかもしれない。
最後までお読みいただきありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡